子どもを病院へ連れて行くのがつらいのでオンライン診療アプリを使ってみた

なんだかんだ半日潰れる子どもの病院。

軽い風邪程度だと「多分また同じ薬もらって終わるだけなのに……」なんてモチベーション低くなりませんか？

そんな時に活用したいのがオンライン診療アプリ。今回紹介するのは小児専門のキッズドクターです。

「えーオンライン診療？」そんな声が聞こえてきますね。ええ、気持ちはわかります。ついこの前の私もそうでしたから。

しかし結論から言うと「もうオンラインでいいのでは？」（もちろん症状による）。目から鱗の経験でした。

子どもを病院へ連れていくのがつらいと感じるなら、ぜひ一度検討していただきたい！　そんな思いで今回紹介するのはキッズドクターという子供のオンライン診療アプリです。

キッズドクターとは

キッズドクターには大きく分けて2つのサービスがあります。

• オンライン診療
• チャット健康相談

本記事では1つ目のオンライン診療についてまとめています。チャット健康診断も利用する機会があれば随時記事にしますのでお待ち下さい。

診療科目

• 内科
• 外科
• 皮膚科

診察の流れ

診察受付までにやることは全部で5つ。

ここまでやれば、あとは順番が来るまで待つのみです。

ビデオ通話による診察後、処方箋がキッズドクターから事前に登録した薬局にFAXされます。

薬局に薬の用意ができているかを確認して、受け取りに行けば終了です。

キッズドクターのメリット

ほぼ隙のない診療時間

	受付時間	診療時間
平日	5:00～15:45 16:00～23:45	6:00～16:00 18:00～24:00
土日祝	6:00～23:45	8:00～24:00

子どもあるあるの1つに、かかりつけ医が休診の時に限って体調不良になりがちというのがありますが、キッズドクターは「いつでも来い！」と言わんばかりの診療時間です。

年末年始やお盆の時期は診療時間が短縮されるものの、休みなく診察してくれるので、帰省先で風邪を引いた時のお守りとして備えておくのも手かもしれませんね。

診察ギリギリまで好きなことができる

最近ではウェブ上で順番予約ができるクリニックがほとんどです。しかしある程度順番が近付いてきたら病院へ行き、さらにそこから待合室での待ち時間があります。前の子の症状によってはなかなか順番が進まないこともあるので、結局長時間待たされた〜なんてことも。

一方のキッズドクターでは来院する必要がないので診察の直前まで時間を自由に使えます。

私も順番が来るまで掃除機をかけたり洗濯物を畳んだりしていました。

親子ともどもリラックスして過ごせる

処方箋をもらうまで家の中で完結するので、風邪気味の子供を安静にしておけるのもオンライン診療の大きなメリットといえます。

待合室のキッズスペースでおもちゃを巡った駆け引きもなくなり、親も「ほら、お友達にどうぞして」なんて気を使わなくていいのです。

怖がって診察室に入れない子供も、スマホ越しなら落ち着いて診察を受けてもらえるのではないでしょうか？

娘は初めてのビデオ通話に、大好きな魚肉ソーセージを食べながら臨みました。

キッズドクターの気になるところ

ビデオ通話での診察には限界がある

キッズドクターではスマホ越しに顔色や呼吸の様子、保護者が医師に代わって触れてみるなどして診察します。

問診票や診察時のヒアリングがあるものの、症状が重い時では映像のみの診察に心もとなさを感じる方も多いのではないでしょうか？

とはいえ、軽い風邪症状やいつもの保湿剤が欲しい時にはオンライン診療で十分対応できると感じました。

症状の程度、診療時間などでかかりつけ医と使い分けるのがいいでしょう。

地域によって医療費助成分の還付手続きが必要

2025年2月現在、医療費助成が適用されるのは9都県です。

それ以外の都道府県では、一旦助成前の診察料を負担し、約1ヶ月後に発行される領収証と明細を持って役所へ還付手続きをしにいく必要があります。

子供が園や学校に行っている間に手続きに行ければまだいいのですが、未就園児を連れて役所窓口にいくというのもなかなか気が進まないところ。

医療助成適用地域は随時拡大していくとのことなので、今後に期待です。

まとめ

長々と書きましたが、結論「ぜひ利用してほしいサービス」です。

前述したとおり、ビデオ通話での診察にはどうしても限界があるので、キッズドクターが適しているかどうかはその時の病状によります。

症状が軽い。いつもの薬が欲しいといった時にはキッズドクターに。ちょっと心配な時はかかりつけ医に診てもらう。そんな使い分けをするのもありなのではと思いました。