スムーズに朝をスタートさせる「私服の制服化」

生活術

「私服の制服化」とは、コーディネートをパターン化して着回すこと。

Appleの元CEOであるスティーブ・ジョブズが実践していたことでも有名ですね。彼は「選択という消耗を一つ減らすことで、より精度の高い決断を下すことができるようになった」といいます。

バタバタする朝の時間をどうにかしたいがために、私が「私服の制服化」を取り入れたのが7年前。試行錯誤の末、今は1シーズン3パターンを着回すスタイルで落ち着いています。

おかげさまで「今日どれ着よう……」と悩む時間がほぼなくなり、「顔を洗う→髪を整える→着替える」という朝のルーティーンを10分足らずで完了できています。

他にも、クローゼットの中がスッキリしたり、衣料の出費が減ったりと思わぬ副産物をもたらした「私服の制服化」。

今回はそのメリットと、実例として私の制服化された私服の構成を紹介します。

「私服の制服化」のメリット

服を選ぶ時間が大幅に削減される

毎朝イチからコーディネートを考えるのに対し、「私服の制服化」は既にできあがったコーディネートの中から選びます。

たとえるなら、前者は一品一品選ぶビュッフェ、後者が一汁三菜そろった定食のようなものです。

ビュッフェは選ぶ楽しさはありますが、時間が限られた食事にビュッフェスタイルは不向きです。

一方の定食なら、1つの決断ですべてがそろいます。

しかも事前によく吟味して構成された献立(コーディネート)です。「なんか今日の服、しっくりこない」なんて外出先でモヤモヤすることもありません。

クローゼットの中がスッキリ

ミニマリストの方の多くが「私服の制服化」を取り入れている理由の一つです。

コーディネートを何パターン用意するかを決めると、服の必要枚数がはっきりします。

「3パターンで着回そう」とすれば、ボトムは3枚必要です。逆に言うと、それ以上は不必要という判断基準になります。

またすべての服が着回しのローテーションに入っていることで、状態の悪化にも気づきやすく、傷んでもう着れない服のためにクローゼットのスペースを奪われることもありません。

被服費の削減

前述のとおり「私服の制服化」は自分に必要な服の枚数が分かります。

かつて毎月のようにダラダラ服を買っていた私も、「私服の制服化」を始めてからは自然とその頻度も減りました。今では手持ちの服が消耗してきた時が購入のタイミングになっています。

あの「服はあるのに、着る服がない」という謎現象ともおさらばです。

「私服の制服化」私の場合

安いものを着つぶすスタイル

2025年現在、4歳児と小学2年生の子育て中の私は、日々彼らにケチャップや泥をつけられる危険にさらされています。

「私服の制服化」をするにあたって「ちょっと高いけど高品質で飽きのこない服を長く着る」という考えが広くありますが、私のようなサバイバル生活を送る人間は安いものを着つぶすスタイルが向いているかと思います(襟がよれる前にシミがつく)。

購入はUNIQLOかネット

服の購入は大抵オンラインで済ませています。子連れだと吟味して服選びができないので……本当はサイズ感とか素材感は実物見た方が失敗しないんですけどね。

UNIQLOの店舗受け取りは送料・手数料がかからないので大変お世話になっています。

私のクローゼットの中

現在はシーズンごとに3パターンのコーディネートを着回しています。

まとめ

「私服の制服化」は服を選ぶ時間と労力だけでなく、服の収納スペースや必要以上の服への支出も減らしてくれる生活スタイルです。

ファッション好きな人には不向きかもしれませんが、あなたがこうして「私服の制服化」について検索しこの記事を読んでいるということは、多少なりと興味があるはずです。

ものは試しに、今持っている服の中からお気に入りのコーディネートをいくつか作って1週間実践してみましょう。毎日お気に入りの服を着て朝のスタートをスムーズに切れるはずです。

「私服の制服化」のはじめ方を解説した記事も書いているので、よかったら参考にしてみてください。

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