私がSwitchBotロックProを設置するに当たって、最も恐れていたことは本体の脱落だ。
SwitchBotロックに比べ粘着テープが強化されているとはいえ、アルミ合金の重たい本体をそれだけで支えるのには不安が残る。私や夫とは違い、鍵を持たない息子は指紋認証しか解錠手段がない。そんな彼が帰宅した時にロックProが脱落していては、なす術がないのだ。
穏やかな季節に家から閉め出されるなら1つの思い出として済みそうなものだが、昨今の極端な気候では熱中症や低体温症といった命に係わる事態となることも考えられる。
だから本体の脱落だけは避けなければならないのだ。
ただネットでロックProの脱落について調べてみたところ、SwitchBotロックに比べ脱落したという情報が格段に少ない。やはり粘着テープ強化は本当だったのか(はたまた単純に販売期間の差か)。
しかしそれでもまだ信用しきれない私は、SwitchBotロックが脱落した先人たちが編み出した策、ネオジム磁石による設置を試すことにした。
使用したネオジム磁石
まずロックProの接着面の大きさを計ったところ、おおよそ50×50cmだった。
少しでも磁力を高めるため、可能な限り隙間なくくっつけられるサイズのネオジム磁石を探した。
それが10×20mm、厚さ5mmの磁石だ。
磁石の取り付け
やることは至って簡単。粘着テープの上に磁石を並べていくだけだ。
そして私が、磁石のサイズにこだわり、並べ方もシミュレーションして取り付けた結果がこれである。

理想と現実の乖離がすごい。
原因は1度くっつくともう動かせない接着力だ。
ロックPro本体にも磁石とくっつく力がある。それに粘着テープのパワーが加わってびくともしないのだ。
ポジティブに考えれば頼もしい接着力だし、並べ方が汚いからといって性能に影響するわけではないが、これから試す方は心して臨んでほしい。
ドアへ取り付け
ドアへの取り付けは説明書通りに行った。
先にサムターンにパーツを取り付けてから本体を被せるように取り付ける。
この被せるように取り付ける際、ある程度ドアに近づけると磁力でバチーンと勢いよくいくので、指挟みやパーツの破損に注意してほしい。
上下左右への微調整はくっついた後もできる。
最後に
磁石は場合によって磁力が低下することがある。
その1つが温度だ。
とはいえ、100℃でも5%低下する程度。いくら昨今の夏の暑さがヤバいとはいえ、心配するものではないと私は思っている。
実際、2日連続猛暑日を記録した2025年の夏もびくともせず稼働してくれた。
コメント