子ども用GPS「みもり」を1年使ってみた振り返り

子ども用GPSみもりを1年使ってみたふりかえり グッズ/サービス

息子の小学校入学を控えた2025年春。

私は、「あの子1人でちゃんと登下校できるかしら」という、おそらく同じ境遇の親が誰しも抱く不安に襲われていました。

近所に同級生がいない息子は、指定された通学路の半分を1人で歩かなければなりません(朝は集団登校)。

「途中で気分が悪くなったら?」

「道が分からなくなったら?」

そんな心配から息子にGPSを持たせるようになって1年が経過したので、使用感をまとめてみました。

みまもりGPS「みもり」とは

「マチコミ」という不審者情報配信サービスから生まれた、子ども用GPSです。

月額料金は税込748円。

子どもの現在地をスマホで確認できる他、音声メッセージを送り合う「トーク」という機能もあります。

どうやって持たせてる?

息子のランドセルのファスナーポケットの中にしまっています。

ケースは純正のPUレザーケース(ベビーブルー)。

取り出しやすさと紛失防止を兼ねて、リール式キーホルダーで「みもり」をポケット内のDカンにつないでいます。

あと操作方法を忘れてしまって困らないよう、息子の「みもり」に簡単な操作方法を貼ったキーホルダーを付けています。

推しの写真を入れておけるアクリルキーホルダー(ダイソー)の中に使用方法を印字したラベルを貼っています。

息子に持たせるにあたって2つの約束をしました。

  • 学校内では絶対にランドセルから出さないこと
  • GPSを持っていることを他人に言わないこと

小学生男子は好奇心と遊び心の化身です。安心のために持たせたものがトラブルの元になっても悲しいので、そのような話をしました。

「みもり」の使用感

サイズ

PUレザーケースに入れると、やや存在感がある印象。

ランドセルの肩ベルトに付けていたら正直ちょっと邪魔かな? と思います。肩ベルトには防犯ブザーを付けている子も多いので、「みもり」はランドセル横のフックやランドセル内のポケットにしまうのがいいと思います。

GPS

位置確認

現在地情報の更新間隔は1~1.5分です。

スマホアプリでは、「みもり」を持った子供がたどったルートとその時間を確認することができます。登下校は通学路が指定されていますが、友達の家へ向かう時などは子どもがどんなルートを使っているのか、道中危険なところはないかをチェックすることができます。

みまもりエリア

学校やよく行く公園などを「みまもりエリア」に登録しておくと、そのエリアに出入りするたびにスマホに通知が届きます。

「みもり」の数ある機能の中で私が1番お世話になっている機能です。通知だけで子どもの行動が分かるので、正直なところ「みもり」のアプリはほとんど開いていません。

現在地の情報更新のタイミングなどで通知に多少(我が家の場合長くて2分ほど)のタイムラグはありますが、不便を感じるほどではないかと思います。

トーク

「みもり」の売りでもあるトーク機能ですが、我が家では日常的には使っていません。

下校中や遊びに行った先で地震などの災害が起きた時の伝言ツールとして使用しようと考えています(非常時に親の声を聞けば少しは安心するのではという希望的観測もあります)。

「みもり」のトークには1メッセージ30秒という制限以外に縛りがありません。メッセージのやり取りができる子ども用GPSは他にもありますが、「1ヶ月〇通まで」「メッセージ使用には追加料金〇円」というケースが多い中、基本料金で無制限に使えるというのはありがたいですね。

タイムラグ

メッセージを送信し、相手側が受信するのに30秒ほどかかります。トランシーバーのような使い方を想定している人には不向きだと思いますが、置き手紙のように伝言を残すイメージであれば問題のないタイムラグです。

操作性

「みもり」本体のボタンを1回押すと、子どもはメッセージを再生できます。再生後に同じボタンを2回押すと、スマホ側に既読がつく仕様になっています。

親としてはちゃんとメッセージに気づいて聴いてくれたことが分かる既読ですが、

入学間もない息子に「ボタンを1回押して再生」→「再生後、内容を理解したらボタンを2回押す」という操作を覚えられるか心配でした。

検討した末、今の息子には上記の操作は難しいと判断。まだ息子1人の行動範囲も狭いので、トークでやり取りするより私が駆け付けた方が早いのです。

現在地の送信

「みもり」本体の黄色いボタンを押すと、現在地がスマホに通知されます。

非常時にはうまく言葉で伝えられないことも考えられるので、息子には「何か困ったことになったらまずは黄色いボタンを押してね。お母さん助けに行くから」と伝えてあります。

こちらもトーク同様、ボタンを押してからスマホに通知がいくまでに30秒ほどのラグがあります。

学校モード

学校のエリア内にいる間はサイレントモードにしてくれる機能です。

「みもり」には本体から音や音声が流れる機能がたくさんあります(不審者情報配信、トーク受信音、みもりを探すなど)。

万一それが授業中に鳴ろうものなら、先生に注意されるわ、クラスメイトからもしばらくいじられるわ……(注:コミュ障親の妄想です)。

特に不審者情報配信はいつ鳴るか分からないので、学校モードの設定は必須です。

1人で出歩き始める2年生以降にも

2年生にもなると、さすがに登下校中の迷子の心配はなくなります。

ただ今度は子どもたちだけで公園へ遊びに行くようになり、息子の成長を感じつつも「ちゃんと行ける?」という新たな心配が。

そんな時に「みもり」で「公園に無事着いてる」「約束の帰る時間に公園を出たな」というのがスマホで分かるのは大きな安心材料です。

息子本人にとっても「何かあったら『みもり』のボタンを押せば大丈夫」というお守りになっているようで、遊びに行く時も進んで「みもり」を持っていってくれます。

学年が上がって、煙たがられるまでは使っていこうと思います。

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