SwitchBotのスマートロックが気になったので4つのモデルの違いを調べてみた

私がパートを始めるに当たり出てきた問題の1つが息子の帰宅でした。私の退勤時間よりも先に息子が学校から帰ってくるので、玄関のカギをどうするか。

まぁ義実家の方には常に誰かしらいるので、そっちから入ればいい(二世帯万歳!)、と一旦はなったわけですが。

「私がパートってことをうっかり忘れてバーバたちがでかけてしまっていたら?」

「何かバーバたちが急に病院へ行かなくてはいけなくなったりしたら?」

という万一を考えると、手段1つでは足りないのではと思うようになりました。

かといって家の鍵を息子に持たせるのも不安の種が増える気が……。

そこで(これを口実に)白羽の矢が立ったのがSwitchBotのスマートロック「SwitchBotロック」です。しかしいざSwitchBotのサイトを見ると、スマートロックだけでも4種類。

何が違うん?

ということで今回はSwitchBotのスマートロックを導入するに当たり私が調べた6つの違いを記事にまとめました。

グレード

まずは大まかなグレードを確認。各名前からもあらかた察することができますが、

Ultra > Pro > ロック > Lite

という並びになっています。

素材が違う

ボディ素材
ロックUltraアルミニウム合金
ロックProアルミニウム合金
ロック高強度プラスチック(マットな質感)
ロックLite高強度プラスチック

デザインが違う

デザイン
ロックUltraクイックキー/一体型デザイン
ロックProクイックキー
ロッククラシックノブ
ロックLiteクラシックノブ

クラシックノブ

ロック、ロックLiteの手動解錠/施錠する部分はクラシックノブ、いわゆるドア鍵のサムターンと同じ形状をしています。馴染みのある形なので、誰でも抵抗感なく操作できそう。

クイックキー

ロックPro、ロックUltraは丸い形の部分をプッシュするだけで施錠/解錠できるクイックキーを採用しています。

ワンタッチという簡単な操作性が最大の魅力。

一体型デザイン

ロックUltraは、これまで露出していたサムターン部分まですっぽりカバーすることで後づけ感のないデザインとなっています。

注意点はすっぽりキレイにカバーできるのはケースロックと言われるシンプルな円形のサムターンで、ドアノブと一体型の物や面付箱錠は別売りパーツを追加する必要があります。

公式サイトの写真を見る限りでは、ケースロック以外のサムターンの場合、一体型デザインの恩恵はどうしても薄まるので、購入前の確認必須です。

使う電池が違う

電池
ロックUltra専用バッテリー
ロックPro単三電池(4本) or 専用バッテリー
ロックCR123A(2本)
ロックLiteCR123A(2本)

ロック/ロックLite

ロック、ロックLiteはCR123Aという背の低い単三電池みたいな形の電池を使用します。まずコンビニには売ってなさそうな見た目です。

価格はAmazonで2本あたり400~800円前後。メーカー発表の交換目安半年と合わせて考えると、高いのか安いのか微妙なところです。

ロックPro

ロックProは私たちになじみ深い単三電池4本です。しかも交換目安が9か月と伸びたことでロック/ロックLiteに比べランニングコストとメンテナンス頻度がだいぶ減りました。

乾電池の代わりにロックPro専用のバッテリーを使う方法もあります。

2つ1組で、片方の充電がなくなったらもう片方から給電するというリレー方式。充電持ちは合わせて1年間(つまりバッテリー1つで6か月)です。

リレー方式のメリットは、片方を充電の為に本体から外しても、もう片方が給電してくれているのでロックProを常に稼働させられることです。「充電中だから玄関開かないよー」なんて許されるはずがありません(家族に)。

価格は2,980円とバッテリー界隈にしてはお手頃。

ちなみに、乾電池とバッテリーどっちがお得かは現状比較が難しい状況です。というのもバッテリーそのものの寿命(充電回数)が調べても出てきませんでしたし、バッテリーの発売開始自体2024年と新しく、消費者からの実例もないからです。

そんなわけで乾電池の場合だけちょっと計算してみました。

2025年6月現在Amazonでパナソニックのエボルタが20本パック1,769円。メーカー発表通り9か月で4本を使い切るとすると3年9か月です。

ただ「思ったより乾電池の消耗が早かった」という口コミもちらほらあり、なにより「バッテリーを導入したことで電池切れの恐怖から解放された」というコメントが多く、私自身バッテリーを買おうか悩み始めています。

ロックUltra

ロックUltraはメインバッテリーと予備電池の2段構えです。

ロックProのメインバッテリーが2つ1組だったのに対し、ロックUltraのメインバッテリーは1つ。

じゃあバッテリー充電中はどうするのか?ってことで予備電池があるわけです。

予備電池はロックやロックLiteで使用している物と同じCR123A。1本で1,000回の解錠に耐えます。

1,000回といってもパッとしませんね。単純計算、4人家族が各自1日2回外出をする生活を約1ヶ月続けるとだいたい1,000回になります。……少しはイメージついたでしょうか。

電池切れによる閉め出し対策見出し

ロックを除いた3つには「微電流解錠機能」というのがついています。

ぱっと見漢字ばかりでうわって思いますが、簡単に言うと「本当は電池残量少なすぎて動けないけど、頑張って電力かき集めて鍵開けたげるよ!」というお助け機能です。

中身がなくなったシャンプーにお湯入れて最後の1回使うみたいな(たぶん)。

対応サムターン数が違う

SwitchBotのスマートロックはサムターンを挟む機構がグレードにより異なっています。

ロック/ロックLite

3種類のアタッチメントから、取り付けたいサムターンの厚みに合うものを選んで取り付けるタイプです。

ロックPro/ロックUltra

サムターンの厚みに合わせて無段階で調整するアタッチメント1個になり、取り付けできるサムターンの種類が増えました。

例えばロックでは別売りの補助パーツが必要だったMIWA製のNDR/NDZが、ロックProだと標準で対応できるようになっています。

※ロックUltraではデザインの関係上、再び補助パーツが必要になりました。

解錠スピードが違う

モーターのパワーは主に解錠スピードに影響します。

公式発表ではこんな感じです。

解錠スピード
ロックUltra約0.51秒
ロックPro0.65秒
ロック1.35秒
ロックLite1.35秒

ロックUltraは解錠スピードについてロックProの78.6%向上とあったので、単純計算したところこの数値となりました。.14秒でどの程度体感が変わってくるかは謎ですが、ほぼ手で回すスピードと同等かそれ以上の速さです。

ロックLiteが安価な理由

ロックとロックLiteは性能も似ている上、ロックLiteの方にはロックにない「微電流解錠機能」がついていたりと「じゃあなんでロックLiteの方が安いの?」って感じなのですが、それはオートロック機能の違いが理由だと思われます。

ロックLiteももちろんオートロック機能は付いているのですが、4機種の中で唯一、ドアが閉まってから設定した時間が経過すると自動施錠するタイマー式をとっています。

他3機種が開閉センサー式であることから、タイマー式の方が安く作ることができるのでは? と考えられます。

あとはボディ素材がマットな質感ではなくなっているのも安価にするための結果なのかもしれません。

まとめ

以上、私が個人的に欲しくなっていろいろ調べた結果をまとめてみました。

結論から言うとロックProが一番スペックと価格のバランスがいいモデルだと感じます。

ワンタッチ解錠や解錠スピードの速さ、重厚感あるアルミ合金のボディといった上位機種の魅力を持ちつつ、1万円台(2025年6月現在の価格)で手に入ります。

実際にロックProを自宅の玄関ドアに導入してみた記事も書いているので良かったら一緒に参考にしてみてください。

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